長崎県北の平戸市で小さな古本屋を営んでおります「こはく堂」です
こはく堂は、出張または宅配で古本/CD/DVD/Blu-layの高価買取を行っています
先日、平戸市の生月(いきつき)というところへ出張買取へ伺ってきました
平戸自体、平戸島という島ですが、生月も生月島という島になります
平戸市生月町は、以前は船でしか渡ることしかできませんでしたが、
現在は、平戸島から生月島へ、生月大橋(無料)という橋が架かっていて車で渡ることができます
ここは、バイクツーリングや、釣り、大バエ灯台など多くの自然や絶景ポイントがあり、絶好のレジャー及びドライビングスポットとなっています
そんな、素敵な生月島に行ける、またそれが仕事で行けるなんて、なんて幸せ者なんでしょうか!
この日は写真の通り、お天気も良く絶好のドライブ日和!
道中、「良い景色だな~」と感じる場所を通りかかっては、とっさに車を停め、
「ハァ~~良いなぁ~」と景色を眺めては、車をまた走らせる、
それを繰り返し、繰り返し、、、
いつの間にかお伺いする時間間近になり、慌てて車を走らせ、
無事予定時刻にご依頼者さんのお宅に到着、お伺いさせて頂きました
—————————————–
いつもは、ご依頼者さんのプライバシー保護の為、詳しくご依頼者さんの事をここで書くことは出来ないのですが、
今回の買取のことを、ご依頼者さんご自身が、ご依頼者さんのブログで書いて下さいました
ご依頼者さんの記事をご紹介させて頂きます
↓↓↓
古本の査定&買い取りしてもらいました!
直接、ご依頼者さんからのメッセージを頂くことは、本当に有難く、とても嬉しいことです♪
貴重なお時間を割き、わざわざ記事を書いて、こはく堂を宣伝頂き、本当にありがとうございます<(_ _)>
ますます、地域の皆さんのお役に立てるよう頑張ります!
—————————————–
そんな、ご依頼者さんのホームページ名は、
愛おしきニッチ島【生月IKITSUKI】
ブログでは、平戸や生月の自然や観光名所、歴史紹介などが書かれています
しかし、ご自身が生月のガイドをされていることもあり、通常のガイドブックにはない、
一歩も二歩も奥に入った観光スポット、遺跡、歴史など、島の人でも知らない内容が数多く書かれており、
「へぇ~、そんな歴史があったのか~」「こんな場所にこんなものが!?」と、とても興味深い内容ばかりです
その中でも、僕が特に興味深かった記事は、
戦争の遺跡「無線室&砲台跡」
生月で、戦時中に実際に使用されていた「無線室」と「砲台跡」を探索した記事
場所は、それぞれ別々にあるという、砲台跡は行くための標識がありますが、無線室へ行くための標識は一切なく、
当時の無線室があったという情報のみを頼りに、探索していくというもの
宝さがしではありませんが、少ない情報を駆使して、あるかどうかわからないものを見つけにいく
う~ん、一種のロマンを感じます
果たして無線室は実在していたのか?
—————————————–
そして、そしてもっと興味深かったのは!今回のご依頼人さんの家業でした!
なんと、生月で「和牛牧場」を営んでおられるとのこと(この時点でもう誰かお分かりの方もおられると思います)
「えーーー!!!和牛牧場ですか!?」
皆さんは知っていましたか?
牧場には「繁殖牧場」と「肥育牧場」という2種類の牧場があるということを
読んで字のごとくですが、
「繁殖牧場」は、牛の種付け~出産、そして子牛が一定の大きさまで育つまで、
主に、牛を繁殖させる牧場「肥育牧場」は、繁殖牧場から、牛を買い付け、その買い付けた牛をさらに市場に売りに出すまで育て上げる牧場
ご依頼人さんは、「繁殖牧場」の農家さんで、そのお話を聞いた時は、
「生月にこんなところがあったのかーーーー!」という驚きと感動が混じった思いでした
そして、作業をしながら、いろいろなお話をさせて頂き、
帰り際に「これ良かったら読んでください」と、ふいに一冊の本を差し出されました
「ええええーーーーー!!本も出されてるんですかーーーー!!!???」
出版は、あの児童書を数多く出版されている大手の岩崎書店
この本は、今西乃子さんという作家さんが、虐待を受け、保健所で殺処分されようとしていた捨て犬(未来)を飼い受け、
その後、未来と一緒に「命の授業」として多くの学校に話に行ったとき、子ども達からある質問を貰ったことがきっかけとなる
犬やネコの「命」と牛や豚の「命」、命にちがいがあるのでしょうか?
犬やネコは殺してはいけないのに、牛や豚は、(食べるために)殺してもいいのでしょうか?
教えてください
この質問をきっかけに、今西さんは、以前「命の授業」で伺った平戸生月、
そこで出会った「和牛農家」さん(ご依頼人さん)を再度訪問、取材し完成しました
日本では、犬、猫は主にペットとして扱われ、牛や豚や鳥は、主に食用として扱われています
ペットとして、扱われる犬、猫は、食用として殺されない代わりに、
心無い飼い主から虐待を受けたり、飼い主がみつからなければ、殺処分される運命にあります
牛や豚や鳥は、ペットとして虐待や、殺処分はされませんが、育てられた先には、食用としてト殺される運命にあります
代わって外国では、犬、猫を食用として食べる国もありますし、牛や豚を食用としない国もあります
つまり、人間によってペットや家畜と分別され、その扱いが違うのです
動物に限らず、植物や昆虫にも命があります
私たち人間は、食べなければ生きていくことが出来ません
この本は、家畜や動物あらゆる命について向き合う本です
内容も文章もとても読みやすく、あっという間に読んでしまいました
是非、皆さんにも読んで頂きたい本です
素敵な本をありがとうございました
—————————————–
本屋をさせて頂いているお陰で、いろんなお宅にお伺いし、いろんな人とお話をさせて頂く機会を頂く中で、
「こんなところに、こんなことをされている方がおられたんだ!」と驚きがあったり、
「いろんな職業があるんだなぁ」と感心したり、
いろいろな方と、お話を通して学びを得たり、
なにより、仕事をしながら、人とふれあえることが単純に楽しく、嬉しく、有難いです
今回も、ご依頼ありがとうございました
大切に次の方に繋いで参ります
買取のご依頼・ご相談は、こはく堂へどうぞお気軽にお問い合わせください
お電話、メールでお問い合わせ