長崎県北の平戸市で小さな古本屋を営んでおります「こはく堂」です
こはく堂は、出張または宅配で古本/CD/DVD/Blu-layの高価買取を行っています

 

先日、映画「こはく」オーディションを受けに、古本屋「こはく堂」の看板息子「琥珀」が満を持して笑
行ってきました

このオーディションを知ったのは、ある日来た、平戸の友人からの連絡でした

「こはく」という映画の子役をオーディションで募集しているとのこと

僕の息子が「琥珀(こはく)」という名前ということ、
その名前をとって「こはく堂」という古本屋をここ平戸で営んでいることが、
オール長崎での撮影を予定している映画「こはく」のコンセプトとぴったりだと連絡が来ました

「おーそんなのがあるのか」と内心「おもしろそうだな」と思いましたが、
そんな理由だけで、オーディションを受けるなんて安易すぎると思い、その時は流しました

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そして、またしばらくして、違う友人からフェイスブックの僕のタイムラインに
「こはく!応募決定だな」と書き込まれ、映画こはくのオーディションについてのリンクが貼ってありました

リンク先を見ると、平戸市のホームページへ
なんと、平戸市のホームページで映画「こはく」のオーディションの案内がされていたのです(現在は削除されています)

先ほども書いた通り、映画「こはく」は、オール長崎での撮影を予定しており、ここ平戸でも撮影が予定されているというのです

まさかそんなことはないと思うけど、
「オール長崎ロケの映画「こはく」に長崎平戸にある古本屋「こはく堂」の看板息子「琥珀」が子役で出演!」(妄想テロップ)

なんて想像すると、、、

親もなんかその気になってきたのです笑

そして

息子に、「こんなオーディションがあるけど行ってみんや?」

息子は、「えー、なんすると?」

   僕     「ただ行ってみるだけたい。自分の名前の映画ばい。出てみたくないね?」

息子   「いや!劇とかしたくなか」

   僕   「劇じゃないとけど、、、。まだ、出れるわけじゃないとよ、選ばれんと。行くだけたい。」

息子   「じゃあ、ドラゴンボールカード(今息子のブームです)買ってくれる?」

   僕    「・・・よかよ」

息子   「やったー」

と、息子を上手くカードで釣っての同意を得て、
インターネットの応募欄に息子の名前を打ち込み、応募しました

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しばらくして、オーディションの詳細について主宰者より連絡がきました

「当日は、グループワークをベースにした演技審査を行います」

「・・・」

「演技審査!?」

そりゃそうですよね、オーディションなんだもの(みつを)

息子に、「と、当日は、え、演技をしないといかんとって」

息子は、「いやー!絶対せん(絶対しない)!」

    僕 「・・・。ほ、ほら、じ、実際に行ってみたら、出来るかもしれんやん」

 息子 「いやー!せん!」

  僕 「・・・。そしたら、ドラゴンボールカードは買えんね~」

 息子 「えー!」

  僕 「ね、行くだけ行ってみようや。行ってみたら、楽しいかもしれんたい。」

 息子 「うーん、ドラゴンボールカード買ってよ!」

というわけで、親の勝手な都合息子の快諾を得て、当日になりました


会場に向かう車中での一枚(まだ余裕。)

会場に到着し、息子と奥さんで会場に入っていきました
僕は、車で待機

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この後は、奥さん談

オーディションは、10時受付のオーディションスタートは10時30分から

会場に二人が着いたころには、沢山のオーデョション参加者と保護者がすでに待機していました

息子も受付を行い、登録用の名前付きのプラカードを持って写真を一枚


奥さんが撮った写真(指先、指先、)

奥さん曰く、この写真を撮るとき、息子は、僕たちが今までに見たことのない不安そうな顔をしたそうです

受付では、名前が「こはく」ということで、受付のお姉さんも少しざわついたそうです

そして、受付を済ませたあとは、オーディション会場に行けるのは、オーディションを受ける者だけ
つまり、家族はここで待機となり、息子だけオーディション会場へ入っていきました
不安そうな顔とともに

「楽しんでくれるかな~」
奥さんが、息子を送り出し保護者控室で待つこと10分

事件は起こりました

控室のドアが突然開き

スタッフの方「こはく君の保護者の方~」

奥さん   「はい?」

      「!!!」

息子が受付のお姉さんと一緒に立っていたのです!

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奥さん「どうしたの!?」

息子は、オーディション会場に入り、しばらく座って待っていました

中のスタッフさんからもうすぐ、オーディションが開始されるとのアナウンスがはいり、
緊張がピークになった模様

一人立ち上がり、受付のお姉さんのところに向かい、こう言ったのです

「すみません。僕やっぱり出来ません」(あちゃー)

そして、受付のお姉さんと一緒に出てきたのでした

そして、奥さんから僕に連絡が来たのは10時30分過ぎ

僕  「あれー、どうしたと?」

奥さん「かくかく、、しかじか」

僕  「そうかそうか、よう(受付のお姉さんに)言えたたい」

戻ってきた息子へ

僕  「よう言えたね、頑張ったたい」

息子 「こはくはね、本当に嫌な時は、言えるとばい」と、得意気な顏

元々は親の勝手な想いで、半ば無理やり息子をオーディションに誘った身、
オーディションの詳細メールが来て、息子が嫌と言ったところで、オーディションには行かずに辞退しようとも考えました

しかし、何もしない前から辞めることはさせたくないなと思いました
何事も動いてみないと、経験は出来ない

今回の件で、映画オーディションスタッフの方々には、大変ご迷惑をおかけしました
しかし、そのお陰で、息子は貴重な体験をすることが出来ました

映画「こはく」が上映の際には、家族で観に行かさせて頂きたいと思います

ストーリーに、役者さんと長崎の風光明媚な風景が溶け合い、素敵な映画となりますように

本当にありがとうございました

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その後、、、

その日、オーディションの予定が無くなった僕達家族は、久しぶりに佐世保の四ケ町アーケードを散策し、
その中で寄ったお店「てとて舎」さんの店員さんから、
佐世保にある川棚町川原(こうばる)地区の「石木ダム問題」の署名活動が、
四ケ町アーケードで行われるのを聞いて、急遽家族で参加してきました

石木ダムについて、今年3月から全国上映が決まった「ほたるかわのまもりびと」という映画
(長崎県は、去年12月に全国に先駆けプレ上映として、無料で上映されたのでした)

川棚町川原地区には、現在13世帯54名の人が住んでいるのに、強制的に「石木ダム」が造られようとしています

というか、現在ダムを造るための機械(ブルトーザーなど)が、住民の方に説明なく、深夜に強行的に配置されました
ダム建設の機械を動かさないために、今現在も住民の方々が交代で毎日機械の下に潜り込み、ダム建設の進行を遅らせています

上記の話をきくと、決定された工事の邪魔をする、悪い、危険な住民達と思われる方もいるかもしれません

しかし、そこには平戸の私たちと同様、故郷で自然と一緒に暮らす、ごくごく普通の生活をされている、
またこれからもそうしたいと願っている住民の方々がいました

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僕達は水なしには生活ができません、水を蓄えておくため
そして、時に水は水害をもたらし、危険なものでもあります、その水害を防ぐため
ダムは建設されてきました

戦後の高度成長期に、全国各地で多くのダム建設がなされてきました
そのお陰で、僕達はその恩恵を受けてきました

しかし、時代の流れと共に、ダム建設に疑問が出てきます

石木ダムの建設が決まったのは、なんと50年前
50年間、川原住民は、ダムは必要ないと訴えてきました

一つ目の理由として、50年経過した中で、佐世保で水が不足したことはないこと
そして、地方の人口が減り続ける中、これから水の需要は減る一方だということ
黒線が実際の給水量 水色は実績に応じた予測量 赤線が佐世保市の予測給水量(上がり過ぎでないかい?)

二つ目の理由として、水害予防についても、ダム建設予定でせき止める「石木川」は、
本流の川棚川から細くわかれた川であり、効果的ではないということ


白く囲まれた部分が、ダム建設予定場所(川は細くこの部分だけをせき止めても、、)

そして、三つ目の理由、「何より、まだこの地で生活している人々がいる」ということ

この映画や有名なアウトドアメーカーがこの活動に加わった事も加勢して、
今、川原地区の現状が全国に伝わっています

現在、住民が訴えるダムが必要ない理由を、県側に投げかけ、
長崎県としては、なぜダムが現在必要なのか、住民側にきちんと説明がされていない現状です

署名の目的は、「長崎県側(施工者)と川原住民とが話し合う機会を設けて欲しい」という内容のものです

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そこで、共感して頂けた方に、是非この署名(←をクリック)をして頂きたいです
(リンク先が開くまでしばらくおまちください、画面の一番下に「署名ボタン」があります)

僕は僕に出来ることを

そして、あなたはあなたに出来ることを(←をクリック)

皆さんの日々が、ありふれた、かけがえのない日々でありますように

 

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