長崎県北の平戸市で小さな古本屋を営んでおります「こはく堂」です
こはく堂は、出張または宅配で古本/CD/DVD/Blu-layの高価買取を行っています

先日、佐賀の呼子に、糞土師(ふんどし)こと 伊沢正名(いざわまさな)さんの 話を聞きに行ってきました

イベントでは、色んなお店も出店しており、古本屋こはく堂も出店させていただきました

会場は 呼子湾の目の前の古民家

遊覧船のイカ丸 、ジーラ、漁船がいきゆくのを見ながら バックに呼子の町を見ながら ゆったりとした時間を過ごすことができました


ジーラ


イカ丸

糞土師を名乗られる伊沢さんは、野糞を50年以上も 続けられているお方

それだけ聞くと ちょっとあちら側のアブない人かなと 思われますが、
話を聞いてみると なるほどなるほど とても 地球にやさしい エコな、また 野糞は  地球をも救う 行為に見えてきました

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なぜ彼が50数年も 野糞を続けているのか、それは第一に 野糞がとても開放的で 気持ちいい 行為だからだそうです

この部分は 確実に危ない発言ですが 以前こはく堂の日記でも 書いたことがある

【 息子の 野糞事件 】

同じ行為でも子供がすると 笑いに変わり 、微笑ましくもあるこの行為

私自身も 子供の頃の経験から その開放感 はとても 共感するところです

しかし、一見敬遠されるような その行為を啓蒙されている伊沢さん

テレビ番組 タモリ倶楽部 その活動が 放送されるや否や 今では 全国に彼の話を聞きたいと 言う人が殺到
伊沢さんは全国各地に飛び回り野糞(なんども聞き苦しいワードを失礼します)の講演をされています



写真家でもある伊沢さん、ご自身で撮ったスライド写真を見せながらの講話
モザイクなしで、ご自身のうんこ写真もドアップにて映写
糞土師としての心意気が素晴らしい

なぜ野糞が地球を救うのか、

それは うんこが 地中の微生物や植物、また昆虫にとって ごちそう だからです

微生物や植物また昆虫は 私たち人間が 生まれる前から地球上に生きていました

微生物や昆虫達は 地球上のあらゆるものを 分解し 土にしてくれます

植物は二酸化炭素を吸収し 私たちが呼吸する酸素を作ってくれます

彼らが作りだした豊かな大地、酸素 のおかげで 私たち人間は 地球上で 生きることができるようになりました

そしてその人間も、大昔は動物や木の実を食べ、自分たちの 体から出る糞を大地に返し(つまり野糞をして)、

また それを昆虫や微生物が食べ、その養分を貰い植物が育ち、酸素を作る

生物がお互いに分け合い、支え合い循環するような生き方をしていました

文明が進み 人間は野糞をしなくなりました
トイレは決まった場所にするようになり、 下水が発達し 効率的に 処理されるようになったのです

あなたは、現在 家庭で出されている 糞や尿は どのようにして処理されているか 知っていますか?

これは僕も知らなかったんですが、
現在は、そのほとんどが処理場で焼却しその灰ををセメントで固められるうです

一年間に出る 処理場で処理するそれは 2000トンにもなるそうです

セメントで固めてしまっては、微生物や昆虫の養分にするのは困難です

余談ですが、日本で現在作られている お米は年間800トンだそうです

現代文明では、汚ないものとされ、ゴミとなってしまう糞や尿

その見方を変えれば2000トンもの 地球を豊かにする 肥料となるのです

それに気づいた伊沢さんは、今も一年365日野糞をして、地球に恩返しをする思いと、その解放感で行っていると言われていました

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便、うんち、野糞、これらのワードを 聞いて、汚い、不潔、臭い、聞きたくない等のイメージがありました

伊沢さんの話を聞くにつれて、そのイメージが好印象に自分の中で変わっていきました


一見ただの葉っぱ、用をたした後は、実はこれでふき取ります
タモリ倶楽部の動画を見たら、葉っぱの見方が変わるかも

そもそも、自分の体から出てきたもの

汚なくても、臭くても自分の一部と思えば、愛おしい
正直まだそのレベルまでには到達してませんが、そうなれるようにうんこと向き合っていきたいと思います

うんこドリルというものが子ども達の間で流行っています

そして、今も躊躇せずに野糞をする我が息子

やはり子供から学ぶことは たくさんあります

子供はうんこが大好きです

うんこを笑いに変えながら、また栄養に変えながら、生きて行けたら素晴らしいなと思いました

伊沢さんありがとうございました

また 伊沢さんを今回呼んでくださった小宮さん
そしてご自宅を快く会場として提供して頂いた釣川さんありがとうございました

 

伊沢さん渾身のうんこ書籍たち


葉っぱのぐそをはじめよう


くう・ねる・のぐそ


うんこはごちそう

 

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